M-65 タイプのミリタリーウェアのモッズコート。
今付いているアクリルフェイクファーを、本物のコヨーテファーに交換したいとのご依頼です。
他のダウンコート等に比べ、ミリタリー系のフードの毛皮使用分量はかなり多いです。さらにこちらのフードファーは左右の長さが違い、フードの縁に合わせ微妙にカーブを付けてあります。
真っすぐの物ならまだしも、これは付ける前にカーブしたものを作らなければなりません。毛皮を縫製、もしくは取り扱う方は問題なくできる内容ですが、普通の洋服仕立て屋さん・修理屋さんではこの点難しいと思います。同内容でお悩みの方、是非ご相談下さい。

取り付ける前の段階の画像です。どちらもカーブしてありますが、フェイクファーの方、実は真っすぐなものを、極端なことを言えば無理無理曲げて取り付けてあるのです。
こういった本物のファーの場合は、取り付ける前の段階でちゃんと外周のカーブに沿った形状にします。

やはり本物のファーは迫力が違いますね。タイプにより使用幅はまちまちですが、長さは全長110cm程あります。タイミング・時期により、原料のストックが無くなってしまう場合もございます。是非お早目にご相談ください。