Russian Sable のリフォーム
ご覧いただき有難うございます。このブログは様々な例を参考にしていただければと思い、以前掲載した旧ブログの中からも抜粋して掲載し直しております。
お母様から譲り受けた、とても思い出深いコートだそうです。日本橋の高級百貨店で購入した時のこともお母様はお嬢様に話してくれたそうです。当時のその毛皮フロアーでも最高の毛皮のコートだったことでしょう。
「Russian Sable」 ロシアンセーブルのリフォーム、新しいパターンを作り短めのコートに仕立て直しました。オーダーメイドとほぼ同様の工程からなるフルリフォームです。
大胆に毛の向きを変えるのもありですが、元々の造りやラインを考慮し、自然な仕上がりを求めるにはこのようなリフォームがオススメです。裏地も途中経過の段階でお選びいただけます。
こんな感じでと言う事でお預かりしたジャケットを元に、作成したパターンで生地を作成し仮縫いいたします。毛皮一枚ごとの歪んだラインはストレートに修正します。通常毛並みを変更する場合以外は身頃は身頃、袖は袖、可能な場合、襟は襟に使用します。
ちょっとした縫い目の曲がりなどは、思った程に、表の毛のラインには影響かないことが多いのですが、自分の性格上なるべく真っすぐにと、留める針の数が多くなってしまいます。
大掛かりなお直しはかなりのお時間を頂戴する場合があります。シーズンオフの今から準備をしておくと、冬の到来が楽しみになります。是非お問い合わせください。
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